瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク
5/5(水・休)岩国基地フィールドワーク2010写真集&報告(2)



【25】岩国基地は、テロ対策のために13の区域に分けられています。

【26】ゲートからここまでがFの区域、ここからがGの区域です。“YOU ARE NOW ENTERING DEFENSE ZONE ”と書いてあります。久米さんによれば、岩国基地のテロ対策は優秀とのことです。

【27】VTOL(垂直離着陸)機AV−8BハリアーIIのデモンストレーション飛行です!

【28】ゆっくりと前進したり、



【29】空中で静止したり、

【30】後退したり、



【31】いやはや凄いもんです。

【32】模擬弾をつけた複座型のF/A−18Dホーネットです。“VMFA(AW)−242”とペイントされていることから、第242全天候戦闘攻撃中隊の機体であることがわかります( 海兵隊のF/A-18Dホーネットの部隊が 米本土から岩国基地へ移動開始を参照)。

【33】米空軍の戦闘機F−16ファイティングファルコンです。F/A−18ホーネットは垂直尾翼が2枚、ジェットエンジンが双発であるのに対し、垂直尾翼が1枚、単発です。垂直尾翼に“WW”と書かれているのは三沢基地所属という意味です。

【34】遠くに新管制塔が見えます。

【35】日米親善ということで、日の丸と星条旗をたなびかせてのスカイ・ダイビングというデモンストレーションです。

【36】スパイ機であるU−2偵察機のデモンストレーション飛行です! ちょうどフィールドワークを終えて食事中だったのですが、U−2がデモンストレーション飛行をするというアナウンスを講師の久米さんが聴きつけたのでした。この日のプログラムには書かれていなかった「サプライズ」でした。

【37】瀬戸内ネットのメンバーが事前に岩国基地フレンドシップデーのホームページを見ていたのですが、どのような機体がやって来るのか、なかなかわかりませんでした。何かがあるのではないかと言っていたのですが、本当に「サプライズ」があった訳です。一昨年、B−52がやって来ることに対して被爆地である広島から抗議の声があがり、とりやめたということがあったため、今回のU−2のデモンストレーション飛行は伏せられていたようです。


【38】U−2は東西冷戦の時代、旧ソビエト連邦を領空侵犯し、撃墜されたこともあります。高々度を飛行するためパイロットは宇宙服を着用するということです。また本来は高々度を飛行する機体ですが、低空を静かに、ゆっくりと飛行していました。翼が長く、グライダーのような形状のため、滑空性能が高いのでしょう。

【39】フィールドワークに参加していた「米軍の低空飛行の即時中止を求める県北連絡会」の岡本幸信事務局次長は、「以前、広島県北でU−2らしき機体が低空飛行していたという目撃情報があったが、軍事マニアからは『考えられない』と批判された。しかし今回、U−2の低空飛行がありえることを米軍側が認めたようなものだ」とコメント。

【40】U−2は在日米軍ではなく、在韓米軍の機体です。広島県北も含まれているエリア567の島根県邑南町では、やはり在韓米軍の機体であるA−10サンダーボルト攻撃機が低空飛行訓練をしていたということもありました。米軍は、「在日米軍」も「在韓米軍」も関係無く一体となって動くものであることがよくわかります。


在韓米軍機が訓練か 低空飛行 米側、機種公表せず 広島
(2006年8月31日(木)「しんぶん赤旗」)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-08-31/2006083104_05_0.html


【41】翌日5月6日(木)、フィールドワークの講師の久米さんら平和委員会が岩国市と山口県に対し「スパイ行為を正当化しようとするもので来場者に間違った認識をもたらした危険性がある」「今後このようなサプライズは許さず、事前にすべての参加機を市民に明らかにするよう求められたい」と申し入れをしました。

日米親善デー U2秘密参加に平和委が抗議(山口新聞 2010年5月7日)
http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2010/0507/2p.html

日米親善デー:航空ショーに、高高度偵察機U2飛来 平和団体、県などに抗議/山口
(毎日新聞 2010年5月7日)
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/archive/news/2010/05/07/20100507ddlk35040400000c.html


【42】星条旗新聞(Stars and Stripes)太平洋版5月7日(金)の記事には“U-2 spy plane”と書かれていました。あからさまと言うか、正直と言うか…。また、この記事からは、デモンストレーション飛行をしたU−2が韓国の烏山(オサン)空軍基地所属の機体であることもわかりました。
↓星条旗新聞の記事より

Flyovers highlight Iwakuni air show
By Travis J. Tritten, Stars and Stripes
Pacific edition, Friday, May 7, 2010
http://www.stripes.com/article.asp?section=104&article=69809


【43】管制塔です。

【44】三日月形状の六翅プロペラであることからC−130Jスーパーハーキュリーズと思われます。

【45】やはりC−130ハーキュリーズです。

【46】航空自衛隊のC−1型戦術輸送機です。

【47】F−16ファイティングファルコンのデモンストレーション飛行です。

 5/5(水・休)岩国基地フィールドワーク2010写真集&報告 (1) (2) (3) (4) (5)



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