岩国基地の新滑走路の運用が開始された2010年5月29日(土)、岩国基地、安芸の宮島、大竹市近くの廿日市市八坂、江田島の4か所で監視活動を行ないました。宮島での監視行動には、岩国基地の拡張・強化に反対する広島県西部住民の会から6人が参加しました。 【1】ここは世界遺産で観光地の安芸の宮島。 【2】朱の大鳥居。 【3】 【4】厳島神社。 【5】しかし、もちろん「岩国基地の拡張・強化に反対する広島県西部住民の会」のメンバー6人が宮島へやって来たのは観光のためではない。今日2010年5月29日(土)、岩国基地の新滑走路の運用が始まるため、監視にやって来たのである。参加者に観光気分など微塵も無い…という訳でもない…。 【6】気さくな外国人観光客。 【7】ロープウェイから眺めた対岸の廿日市市(市町村合併で現在は宮島も廿日市市に含まれているが)。 【8】 【9】やはりロープウェイから眺めた瀬戸内海国立公園の島々。向こう側に見えるのが米空母艦載機のNLP(夜間離着陸訓練)の候補地となったこともある大黒神島、手前が小黒神島。 【10】大那沙美島。この島にも広島港と呉軍港を防備するために設置された旧日本陸軍の広島湾要塞の砲台があったと言われている。 【11】手前は、かつて海水浴場があった絵の島(小那沙美島)、向こう側は似島。 【12】広島県西部住民の会の監視隊(とテレビ局のスタッフ)は行く。 【13】弥山(みせん)の頂上近くで岩国基地が見えました! 【14】こんなにはっきりと、わかりやすく見えるとは思いませんでした。岩国基地が廿日市市、宮島などの広島県西部から近いことをあらためて実感しました。 【15】 【16】岩国基地から飛び立った軍用機が上空を飛行する阿多田島。この日も、後述するように、海上自衛隊のUP−3D訓練支援機が上空を飛行しました。 【17】NLP移転の候補地となったこともある大黒神島や小黒神島を左手に見つつ、岩国基地をウォッチ。 【18】瀬戸内ネットの事務局次長で、広島県西部住民の会事務局長の坂本千尋さんがレクチャー。 【19】資料を手にしつつ岩国基地を眺める参加者の面々。 【20】双眼鏡で岩国基地を見ていた参加者の1人が「飛んだ!」と声をあげました。プロペラ機が旧滑走路から飛び立ったのです。海上自衛隊のUP−3D訓練支援機のようです(右の写真は岩国基地フィールドワーク2010の際に撮影したUP−3D)。 【21】岩国基地で監視をしていた瀬戸内ネットのメンバーと携帯電話で連絡を取り合ったところ、F/A−18ホーネットが1機とUP−3Dが1機、旧滑走路から飛び立ち、新滑走路に着陸したようです。 テレビのニュースや中国新聞の記事の写真からわかったことですが、飛び立ったホーネットは、2008年3月に米本土のミラマー海兵隊基地からやって来た第242全天候戦闘攻撃中隊のF/A−18Dのようです。 上の写真は、やはり岩国基地フィールドワーク2010の際に撮影した第242全天候戦闘攻撃中隊のF/A−18Dホーネット。 海兵隊のF/A-18Dホーネットの部隊が米本土から岩国基地へ移動開始を参照 【22】岩国市で行なわれた住民説明会では、新滑走路の運用を開始する5月29日(土)以降、旧滑走路は使用しないと防衛省は言っていたのですが、それがさっそく破られたことになります。 また飛行ルート図では米軍機は宮島上空を飛行しないことになっていますが、実際には既に飛行しています。国や米軍の言っていることは、全く信用出来ません。 米軍再編に伴う厚木基地空母艦載機部隊の岩国基地への移駐に反対して行くこと、そして米軍機の監視活動を強めていくことをあらためて決意しました。 【23】岩国基地を望みつつテレビ局の取材を受ける瀬戸内ネット事務局次長の坂本さん。 【24】「くぐり岩」です。 【25】「くぐり岩」を撮影しようとして、たまたま記念撮影をしていた若い女性を写してしまいました。 【26】「消えずの火」のある霊火堂。 【27】ロープウェイの獅子岩駅。 【28】下山して撮影した可愛らしい宮島の鹿。 関連記事 岩国新滑走路を宮島から監視(中国新聞 '10/5/30) http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201005300015.html 岩国基地の新滑走路運用開始(中国新聞 '10/5/30) http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201005300029.html 住民、複雑な思いで基地望む(中国新聞 '10/5/30) http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201005300027.html 岩国基地新滑走路を運用開始(RCCニュース 5/29 18:21) http://news.rcc.jp/?i=MTE2Mjg=a |